作図領域のウィンドウが黒塗りになってしまう現象を解決しました
大森プロジェクトのユーザーさまから、シュティフダイヤグラムの作図プログラムと マニング式の流量計算プログラムで、以下に示したように、作図結果を画面表示する ためのウィンドウが黒塗りになってしまう現象が、これまで数件寄せられていました。
シュティフダイヤグラム作図プログラムを起動した直後の図。
真ん中の作図領域のウィンドウが黒塗りで表示されています。
マニング式の流量計算プログラムを起動した図。
こちらも作図ウィンドウが黒塗り表示になっています。
この現象は、2009年２月版以前の旧バージョンでは、一部のパソコン・システム上で
生じているもので、最新版（2009年７月版）では解消されたと考えています
（症状の出た手持ちのパソコンでは最新版にアップデートすることで問題を回避できたほか、
同じ問題がでていたユーザーさまからも、最新版ではこの問題が解消できたとのご連絡を
いただきました）。
この現象は、一部のパソコンでしか再現されない現象で、これまで作者の周辺ではまったく
生じていなかったため、ずっと（３年くらいか・・・）泣き寝入り状態が続いていました。
が、最近組み上げた Windows Vista の自作パソコン上で、ＯＳを組み込んだ直後の
デフォルトの状態（高速ＣＰＵと大容量メモリなのでデザイン機能優先のモードです）で
大森プロジェクトを動かしてみたところ、同じ現象が再現されました（灯台下暗し・・・）。
プログラムコードをいろいろと見直した結果、作図表示ウィンドウ（ピクチャーボックス）
の背景色に指定しているプロパティが、画面表示のパフォーマンスの設定状況によって
黒表示になってしまうらしいことを突き止めました（表示をデザイン優先に変更してみても
必ずしも再現されないあたりが非常に厄介なところなのですが・・・）。
最新版（2009年７月）以降では、作図表示ウィンドウの色をカラーパレットで明示的に
指定するように変更して、この問題を回避するようにしました。